非破壊検査とはものを壊さないでその欠陥劣化など調査する方法です。 原子力発電所、橋、鉄道などの社会資本から住宅などの個人資産まで対象は多岐にわたっています。 近年、阪神淡路大震災 海外でもトルコの震災などで多くの建築物が倒壊しました。 また、トンネル 橋梁ではコンクリートの老朽化が社会問題となっています。 こういった社会インフラの建造、整備維持をしていくにはその時々の状態を把握し適切な補修・補強を実施していかなければなりません。 そのためにものを壊さずに壊れる原因を探す方法、すなわち非破壊検査が必要となってくるのです。 シー・アイ・エスは放射線、超音波、磁力、電磁波などの各装置と技術を用いみなさんの財産を守ります。
超音波探傷試験
鋼はもちろん、アルミ・ステンレス、鍛造品、鋳造品、コンクリートにも対応します。試験を実施するにあたり、予想されるきずの種類を考慮し適用する試験方法を選定します。
建築鉄骨溶接部の検査 | 鉄筋圧接部の検査 |
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放射線透過試験
ブローホールや溶込不足などの体積のある内部きずの検出に優れています。金属材料の内部きずの検出や配管の腐食状況、鉄筋コンクリートの配筋状況の確認等に実施されています。
配管のさび | 鉄筋コンクリート壁の透過試験 |
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浸透探傷試験
表面開口したきずの検出に適用されます。様々な種類の材料に適用可能です。金属やプラスチック、またコンクリート構造物と幅広く利用されています。
サイレンサー溶接部の浸透状況 | サイレンサー溶接部の現像状況 |
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磁粉探傷試験
鋼などの強磁性体の表面きずの検出に適用されます。特に溶接割れ、疲労割れの検出に適しています。
疲労割れ | 車輪の磁粉探傷 |
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渦流探傷試験(電磁誘導)
導電性の試験体に適用され、高速・非接触で表層のきず検出に優れます。塗膜の削除が難しい部分の試験や材質判別、膜厚測定にも利用されています。
パレード用台車の渦流探傷 | |
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